住宅敷地での軟弱地盤補強工事
投稿日:2019.02.28 | コメントをどうぞ
先日、「お家の角っこ辺りの地盤が陥没してきている」という相談を受け現場に向かいました。
お家の方に陥没箇所を見せて頂き状況をお聞きしました。30年程前に造成された土地という事で当時の造成内容もお聞きしました。
これら現況を把握し今後の地盤補強工事の内容を決めていきます。
まずは、地盤に10㎝ほどのコアを抜いて地盤下の空洞有無確認を行ないました。
すると軟弱地盤+昨今の大雨の影響を受けてか地盤の沈下と建物下の地中に空洞部が確認できました。
空洞部も把握できたので地盤補強工事内容を下記スケッチのように決めました。
※建物が沈下していくことを防ぐため、地盤空洞部にグラウト材(流動性のあるモルタル)を詰めて固めるグラウチング工事を行います。
今回はその工事の監理業務を行います。
地上から地盤下の空洞部までコアを抜く
グラウト材を流し込んだ後のコア孔
グラウト材が地盤下に流れ込んでいき
充分に満たされたところで施工終了。
グラウト材が硬化すると強固な地盤となってくれるでしょう
昨今は地震や大雨など多いので、しっかり対策していきたいですね。