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福祉医療の里計画 2期工事上棟!
投稿日:2019.05.15
行橋市の福祉医療の里計画。
2期工事進行中の整形外科棟及び調剤薬局棟、無事上棟致しました!
暑さに負けず引き続き頑張ってまいります!
調剤薬局棟
福祉系と医療系の施設が建ち並びます!
現地は2期工事も進んで「福祉医療の里」が現実に出来上がってきました!
鉄骨製品検査
投稿日:2019.05.02
台湾 台北市の建築師(士)さんとの交流
投稿日:2019.04.16
先日、所用で台湾の台北市に行ってきました。
台湾桃園国際空港
その時の会合で知り合わせて頂いた台北市の蔡孟哲建築師(士)事務所 代表 蔡さん。
会合の翌日に蔡さんの事務所を見学させて頂く事になりました。
軽い気持ちで見学に行ったのですが・・・
計画中の模型達がすごい! ビッグプロジェクトばかり‼
このプロジェクトは日本の丹下健三さんが台北市に建てた物件を、蔡さんデザインで増築するとの事です。
建物だけじゃなくその周りのランドスケープまでしっかり計画されてます。
台北の売れっ子建築家 蔡さん、快く見学させて頂きプロジェクトの概要まで説明頂きまして大変勉強になりました。
平日の業務中にも拘らず有難うございました‼
良い刺激となりました(^^)
そのまま台北市内を散策します。
日本料理店もありました。 ・・・ちょっと微妙なデザイン・・・
今回初めて行った台北市、老朽化の進んだ街並みの中に現代的なビルが点々と混在する躍動感ある都市でした。
食事は「ハッカク」という香辛料のきいた独特な味付けが多く、ちょっと苦手かも(^-^;
以上、台北レポートでした。
行橋市で縁起が良い地鎮祭。
投稿日:2019.04.08
先日は行橋市で地鎮祭でした。
3年前から計画に携わらせて頂いております「福祉医療の里計画」二期工事のスタートです!
先行して建設された福祉施設2棟に隣接して今回「整形外科クリニック」と「調剤薬局」が着工致します。
両オーナー様に満足して頂ける様に建設会社さんと協力してしっかりした建物を造っていきます!
神主さんより、「雨の中の地鎮祭は悪い事も全て流してくれるので縁起が良い」とのお話も聞けた素晴らしい地鎮祭でした(^^)
フランス建築旅行4 (ラ・ロッシュ邸等)
投稿日:2019.03.29
最終日です。飛行機の時間がありますので、飛ばしめで観光します。
今日の予定はケ・ブランリ美術館とラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸です。
合間の時間でエッフェル塔、シャンゼリゼ通りなどいけたらと思います。
早速、ケ・ブランリ美術館です。
美術館とアトリエ・ブティク棟
ピロティで持ち上げられた本棟。展示室の部屋の形が外部に突出してそのままファサードのデザインとなっています。
周囲の庭園が綺麗で、壁面を緑化している部分、カフェもあります。
アトリエ・ブティク棟はフランスパンを並べたような特徴的な外壁に、内部の天井は8人のアーティストがデザインしているそうです。
どちらも独特のファサードですが、外構の緑化により周囲との調和を感じました。
続いて、ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸。ラ・ロッシュさんとジャンヌレさんのお家です。
3度目の登場。コルビュジェの建築です。
全面道路→玄関方向
見学が許されているのは、ラ・ロッシュ邸のみ。
サヴォア邸に通づる要素が随所にみられます。
玄関上の大きな開口部。ガラスを分割するスチールサッシュのプロポーション。
何か均整を感じるような比率なのか。見ていると凄く落ち着く開口部です。
左上からスロープ、2F廊下・吹き抜け、開口部、リフト
R状のスロープはサヴォア邸に通づる。上部を水平連続窓が走っています。
スロープを上ると吹き抜け部分にでます。
キッチンからは食事を運ぶための滑車を用いたリフトが設置されていました。
住宅に囲まれた敷地の建築ですが、
1~3層吹き抜けのホール、大きくとった開口部と連続窓が開放的。
1920年代の建築と思わせない、非常に現代的な空間でした。
この後、エッフェル塔やシャンゼリゼ通りに行き
思い出に少しお高いフランス料理を食べ、帰国いたしました。
非常に充実した旅行でありました。
サポートしてくださった方々ありがとうございました。
以上、フランス建築旅行でしたー。
フランス建築旅行3 (3日目 ロンシャンの礼拝堂等)
投稿日:2019.03.28
フランス建築旅行3です。
昨日は晴れたり、雨や雹が降ったり、天気がいまいちでした。
そして今日も朝から雨が降っております。
今日はこの旅行のメインイベント、フランス料理でいうところの「アントレ」(多分)、
ロンシャンの礼拝堂に行ってきます。
パリからロンシャンまではこんなに(約350km)離れています。気が引き締まります。
まずは、TGV(新幹線)に乗ってミュルーズへ。
パリ・リヨン駅 ホール1
撮り鉄ではありませんがカッコ良すぎてテンションあがります(笑)
ミュルーズで乗り換え、ベルフォールまで向かいます。
ベルフォール駅
まだアントレにはありつけません。
ここから山の上にある礼拝堂まで30分。タクシーで向かいます。
僻地のような場所にあるため、運転手さんに帰りの時間を伝え、迎えの予約をしておきます。
そして礼拝堂に着きました。
凄いー!写真で何度もみた建物が実在していることにテンションがあがります(笑)
カニの甲羅から着想を得たとされる不思議な形態。スタッコで仕上げた分厚いコンクリートの壁はなかなかの重厚感。
ただし、屋根と一部の外壁はエッジがきいており野性的ですが野暮ったい感じはありません。
これも「フランス建築旅行2」で紹介したサヴォア邸を設計したコルビュジェの作品です。
同じ建築家が設計したとは思えないですよね。
ぐるっと外観を見終え建物内へ。
中に入ると圧巻です。小さなステンドグラスから光の束が差し込み、反響する自分の足音と光の束だけが空間を包みます。
何か意識しなくても光と音だけに意識が向くような感じです。
とても神聖な感じがしました。
礼拝堂からみるロンシャンの村
扉に描かれたコルビュジェの絵画
雨樋と採光塔
ステンドグラス
周囲の建築も見て回ります。
ビジターセンター正面と側面
修道院外観、配置関係のわかる周辺の模型
ビジターセンターはレンゾ・ピアノ設計。
半分を地中に埋め、主張を抑えた軽やかな建築。
修道院の設計はコルビュジェ。こちらも丘の勾配のなかにひっそりと佇んでいます。
この後、満足に見学を終え、予約した帰りのタクシーを待っていたのですが時間を過ぎても全く現れません。
結局タクシーは来ず、新幹線の時間も目前に迫っております。
こんな僻地で置いてけぼりはやばいと焦っていると
地元の夫婦のような方がやって来られました。
拙い言語とジェスチャーで緊急事態であることを伝えると駅まで送ってくださるとのこと。神です。
出発5分前。ギリギリ間に合いました。本当に感謝です。
コルビュジェの礼拝堂に神は宿っていたと感じた1日でした。
(/・ω・)/4に続きます。
フランス建築旅行2 (2日目 サヴォア邸等)
投稿日:2019.03.27
翌日、今日も早起きして、出発です。
今日はルーブル美術館とサヴォア邸、アラブ世界研究所に行く予定です。
余談ですが、パリジェンヌ達の朝食はクロワッサンなどのパンとコーヒーだそうです。
petit dejeune(プティデジョネ)と言うそうで、小さな昼食という意味だそう。
朝からたくさんのカフェが営業しておりました。
早速ですが、ルーブル美術館に向かいます。
パリ内の移動はメトロ(地下鉄)もしくはバスです。
バスはよくわからなかったので、滞在中は主にメトロで移動です。
路線図内のどこで乗ってどこで降りても料金は統一されており、非常にわかりやすい。
左の写真がメトロの入口。
アール・ヌーヴォーの建築家エクトール・ギマールの作品です。植物を模した有機的なデザイン。
他の形の作品もありますが、写真のものは至る所で見ることができます。
そして、念願のルーブル美術館に到着です。
世界で最も来館者数の多い美術館だそうで、観光客の数が凄かったです。
左:ホール 右:空調吹出口
ガラスと鉄のピラミッドを通して何世紀も前のルーブル宮殿を見ると不思議な感覚を与えられます。
空調吹出口など細かなディテールのデザインもカッコいい。
チケットを買い美術品を見ます。
左から、リシュリュー翼遠景、モナ・リザ、サモトラケのニケ、ミロのヴィーナス
収蔵品380,000点以上(Wikipedia参照)とのことで、キリがないので
教科書で見たフォトジェニックな有名作品を抜粋しております。
とにかく広く半日ではとても回れませんでした。
続いて、サヴォア邸。
パリからRER(JRの快速電車みたいな感じ?)で30分。
郊外のポワシーという街に向かいます。
駅を出ると、緑あふれる閑静な住宅地です。
途中で見つけた教会。
おそらくロマネスク後期に建てられたもの。
礼拝が終わったあとなのか、周囲は子供たちが遊びまわっており、宗教を通して地域の良いコミュニテイーが形成されています。
ほのぼのとした幸せな気持ちになりました。
駅から徒歩で20分程。サヴォア邸は丘の上に建っています。
サヴォア邸外観の遠景・中景
ル・コルビュジェの比較的初期の作品。
彼の提唱した「近代建築5原則」が一番わかりやすく具現化されております。
ワクワク感を煽るようなアプローチ。林の中の小道を抜けると白く、モダンな建物が見えてきます。
2階部分を持ち上げているピロティが浮遊感を与え、自動車の通り道を兼ねており、
当時の自動車の最小軌跡が1階の外壁の半円状の局面を描きます。
柱とスラブで支えられた構造は、4立面すべてに横長の連続窓を設けることを可能にしており、広く採光のとれた、透明な建築となっています。
左から、スロープ踊り場からの眺め、浴室、屋上庭園
螺旋階段
スロープは縦方向の視線の変化がシークエンスを生むようデザインされています。
居住者用の螺旋階段は本来裏手にあるようですが、ここでは玄関を入ると直ぐに見えてきます。
浴室は壁で仕切られておらず、非常に開放的。長椅子はコルビュジェの制作したLC4と同じ造形だそうです。
屋上庭園は周囲からの視線を配慮した作りになっています。
20世紀最高の住宅と称されるサヴォア邸はコルビュジェの斬新な挑戦と計算しつくされた配慮によるものだと感じました。
続いて、アラブ世界研究所。ジャン・ヌーベル設計です。
セーヌ川に沿って建つ建築。反対側の外壁はセーヌ川に沿った曲がった形をしています。
そしてファサードがもうアラブ感があります。このファサードを構成しているもの、
実は、何ともメタリックな機械。カメラのレンズのように、自動で絞りを調節して、内部に差し込む自然光の量を調節するそうです。
私が行ったのは日が暮れかけであったため、機械の絞りは全開でした。
右の写真の半開きのやつはおそらく壊れている部分です(笑)
屋上からはパリの街並みが一望でき、とても気持ちがよかったです。
以上です。(/・ω・)/3に続きます。
おまけ:パリのキャバレー「ムーランルージュ」と美味しかったピザ
フランス建築旅行1 (出発! パリ市内)
投稿日:2019.03.25
今度の4月から入社することになっております。見立と申します。
今後のブログは主に私が担当させていただきます。よろしくお願いいたします。
早速ではありますが、入社前の準備期間を利用してフランスに行ってまいりました。
初めての海外旅行に緊張です。
建築をいくつか見てきましたのでその模様をブログに綴ります。
福岡空港からソウルを経由してシャルルドゴール空港に
ターミナル1を見たかったのですが残念ながら日本からの便はターミナル2。
シャルルドゴールの代わりにソウルの仁川空港の写真を(笑)
トイレがめちゃくちゃ綺麗だったので写真を撮りたかったのですが、勘違いされそうなのでトイレの写真は流石に断念。
現地に到着したのは夜で、初日は移動の疲れで爆睡です。
翌日、朝からパリを散策します。
まずは、ノートルダム大聖堂!
ゴシック様式の教会です。神がいるとされる天に近づこうと、建物を高くした様式です。
左から、尖塔アーチ、リヴ・ヴォールト、フライング・バットレス
尖塔アーチは応力を下方向に向けるための発明。
リヴ・ヴォールトは天井の軽量化。天井を高くとり、壁を薄くすることができるように。
フライング・バットレスはそれでも働く壁を外向きに押す力を手で支えているような感じです。
これにより、バラ窓という大きな開口部がとれるように。内部は光に満ちた空間となります。
装飾も豪華で細かく非常に見ごたえがありました。
その後、うちの所長から紹介していただいたパリに住まれている画家さんとお食事に。
その方の師匠ともお会いして
パリの面白いお話や見どころなど教えていただき、大変貴重な時間を過ごせました。
パリのデパートやカフェにも連れて行っていただきました。
画家さんとお別れして向かったのが、ポンピドゥーセンター。
レンゾ・ピアノ、リチャード・ロジャースら設計の前衛的な複合施設です。
図書館で書籍をあさっていると、まさかの内部の近現代美術館の最終入場時間に間に合わず。不覚です。
気を取り直してとても大きな建物内を散策します。
エスカレーター、ブレース、設備系統の配管、すべてが表し。
剝き出しとなったなかにも秩序とリズムを感じる建築でした。
以上、フランス建築旅行1でした。(/・ω・)/2に続きます。
住宅敷地での軟弱地盤補強工事
投稿日:2019.02.28
先日、「お家の角っこ辺りの地盤が陥没してきている」という相談を受け現場に向かいました。
お家の方に陥没箇所を見せて頂き状況をお聞きしました。30年程前に造成された土地という事で当時の造成内容もお聞きしました。
これら現況を把握し今後の地盤補強工事の内容を決めていきます。
まずは、地盤に10㎝ほどのコアを抜いて地盤下の空洞有無確認を行ないました。
すると軟弱地盤+昨今の大雨の影響を受けてか地盤の沈下と建物下の地中に空洞部が確認できました。
空洞部も把握できたので地盤補強工事内容を下記スケッチのように決めました。
※建物が沈下していくことを防ぐため、地盤空洞部にグラウト材(流動性のあるモルタル)を詰めて固めるグラウチング工事を行います。
今回はその工事の監理業務を行います。
地上から地盤下の空洞部までコアを抜く
グラウト材を流し込んだ後のコア孔
グラウト材が地盤下に流れ込んでいき
充分に満たされたところで施工終了。
グラウト材が硬化すると強固な地盤となってくれるでしょう
昨今は地震や大雨など多いので、しっかり対策していきたいですね。